CR-39調光レンズ
CR-39調光レンズは、紫外線に反応して 色が濃くなるサングラスレンズです。
CR−39カラー調光レンズ(以後、レンズと略称します。)は、多少、説明を要するレンズです。
以下の、注意点を参考にして下さい。

@ このレンズは、調光物質がレンズ自身に練りこまれており、この物質が紫外線の量によっての化学反応により、色が変化します。このため、一度化学反応を起こしたレンズは通常の使用状態では、光を浴びつづけることになるため色は完全にもとの色具合に戻らない場合があります。しかし、暗い場所で長時間置いた場合は、ほぼもとの色具合に戻ります。さらに、2回目以降は、化学反応が安定するため色具合も安定したものになります。

A レンズのベースカラーは、ブラウンとグレー(サングラスとして機能的でなおかつ眼に優しいカラーなのです。)であり、それを染色してカラフルな色具合にしてあります。よって紫外線の量で、調光時には、ベースカラーがグレー系のレンズは濃いグレー系のレンズに、ブラウン系のレンズは濃いブラウン系に変わります。

B このレンズの調光機能は、紫外線の量のほか、温度差(気温など)によっても変化します。暗いところ(無調光の状態)で、なおかつレンズ自体の温度が低い場合は、高い場合に比べ紫外線の反応が、時間・色の濃さの点で著しく優れています。例えば、夏場にケースにいれて車中においていた場合、確かに暗いところではありますがレンズ自体の温度が高いため、調光機能が劣っていますので反応が鈍くなります。この場合レンズを、クーラーの風などで冷やしますと調光機能が回復して、色が早くそして濃く変化します。
C 比較的、室内灯などにも反応しますので、左右のレンズを違う状況に置きますと左右それぞれ違った色具合となります。例えば、調光後のレンズを室内に戻しひとつだけをスポットライトを当てた場合、それぞれ色の戻り具合が違うため色が微妙に違って見えます。
D 最近の自動車は、ほとんど紫外線カットガラスを採用しているため、車中での使用は調光の機能を十分に発揮できません。よって、ドライブ中のトンネルでの劇的な変化を望まれるお客様にはお薦めしません。
E 窓ガラスは、ある程度紫外線をカットします。店頭に置かれたときショールーム越しの太陽光では、著しい調光機能は出ません。
F レンズスペックは、1.9mm5カーブのみです。フル溝タイプとしてお使いください。
このレンズは、上記のように保管状態及び調光時の状態などにより左右まったく違ったように見える場合がありますので、染色後に無調光状態でペアリングにして出荷いたしております。よって、PA単位で販売下さいますようお願いいたします。

CR−39調光レンズベースカラー 調光実測DATA

2004年4月13日 晴天 17℃
太陽光にて2分調光させた後、弊社内事務所にて計測
 UV照射機にて2分調光させた場合、
パール/グレーは、25% パール/ブラウンは、21%まで、濃くなりました。

パール/グレー

パール/ブラウン